サンドリヨンに憧れて
「おいおい・・朝から何や?」

「お前らうるさいわ・・」

二人が笑いながらこっちに歩いてきた。

「あ・・すいません・・」

「あ・・ごめん・・」

「って何やその喜び方は?」

「え?課長~わかってでしょ・・」

「あんたとぼけんの?庄司君?」

「はずかしいやろ・・後にせえや・・横山~」

「俺はええよ・・思う存分見せても」

「課長・・」

「ええやろ・・始めから知って・・」

「知って?は?何それ?」

「あ・・何でもない・・こっちの話・・」

「ほら行くぞ庄司・・外回り」

「あ・・はい・・ほんならな!」

急にごまかして二人は消えた。

「なぁ・・今の・・会話聞いた?」

「うん・・私らの予想なら・・・お互い知ってる?」

「まじで?」

お互い顔を見合わせてなんとも言えない表情だった。
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