サンドリヨンに憧れて
課長が出てくるまでの間にメールチェックをしていると、
後輩からのメールが届いた。
香澄さん!王子とつきあっているんですね!でも王子って本当は腹黒王子みたい
ですね・・・香澄さん脅されると聞きました。大丈夫なんですか?なんなら
みんなで言いましょうか?
その内容に目が見開いた。何でこんなことに・・・伸也の奴・・・自分が辞めるからって
こんな嘘の情報を流すなんて・・・あほみたい・・。
課長のスマホも時々メールが届くのか、着信音が聞こえた。
「参ったな・・・」と独り言を言っていると、
「何に参ったんや?」私の頬に缶ビールを当てて課長が言った。
「あっ・・冷た・・」
「そっちのメールはどうや?」
「腹黒王子って届きましたよ・・」
「俺が?何やそれ・・・」
「私を、脅してるって・・・」
「あいつも相当あほなこと言ったな・・・」
「そうですね・・・さっきから孝男さんのスマホもメール届いてますよ」
手に取り内容を読んでいると、笑っていた。
「あほか・・会わすか・・」
「え?」
「他の部署の奴からも届いてる。こんなでたらめ信用するなって。後は、
俺の彼女に会いたいって」
「え?それ誰ですか?」
「企画部の課長や」
「え!それって・・・杉田さん?」
「そうや・・・」
企画部の王子と言われている杉田さん・・・。
イケメン揃いの企画部にも情報が行ってしまった・・・。
ということは・・・私の同期の有紀にもバレたかも・・・
後輩からのメールが届いた。
香澄さん!王子とつきあっているんですね!でも王子って本当は腹黒王子みたい
ですね・・・香澄さん脅されると聞きました。大丈夫なんですか?なんなら
みんなで言いましょうか?
その内容に目が見開いた。何でこんなことに・・・伸也の奴・・・自分が辞めるからって
こんな嘘の情報を流すなんて・・・あほみたい・・。
課長のスマホも時々メールが届くのか、着信音が聞こえた。
「参ったな・・・」と独り言を言っていると、
「何に参ったんや?」私の頬に缶ビールを当てて課長が言った。
「あっ・・冷た・・」
「そっちのメールはどうや?」
「腹黒王子って届きましたよ・・」
「俺が?何やそれ・・・」
「私を、脅してるって・・・」
「あいつも相当あほなこと言ったな・・・」
「そうですね・・・さっきから孝男さんのスマホもメール届いてますよ」
手に取り内容を読んでいると、笑っていた。
「あほか・・会わすか・・」
「え?」
「他の部署の奴からも届いてる。こんなでたらめ信用するなって。後は、
俺の彼女に会いたいって」
「え?それ誰ですか?」
「企画部の課長や」
「え!それって・・・杉田さん?」
「そうや・・・」
企画部の王子と言われている杉田さん・・・。
イケメン揃いの企画部にも情報が行ってしまった・・・。
ということは・・・私の同期の有紀にもバレたかも・・・