サンドリヨンに憧れて
私の謎の行動のせいで朝からドキドキしたり、キュンとなったり

私の心臓はこの数日間でかなり負担をかけているような気がする。

「さてと・・・起きてから朝飯食べて・・買い物行って・・
庄司と黒田さんが来るのを待たなあかんな」

その一言で昨日の嫌なことを思いだした。

「あ・・そうやった・・・」少し布団に潜り課長の胸元に顔を埋めた。

「なんや・・どうした?」私の頭をやさしく撫でてくれた。

「こめんな・・孝男さん・・私がちゃんと話をすれば・・・」

「あいつが未練がましいことしてやったことや・・香澄は悪くないやろ
それに・・・今は俺の彼女やろ?俺が守ったるから・・悩まんでええ・・」

「でも・・・」

「香澄・・顔上げておいで・・・」

ゆっくりと顔が見える所まで上げていった。

「そんな悩んだ顔せんでも・・・」

やさしく唇を重ねながらギュッと抱きしめられた・・・

これ以上されると離れるのが嫌になりそう・・・朝からは拙い・・・

私からやさしく唇から離れた。

「これ以上こんなことしたら・・・起きれなくなります・・」

「じゃ・・起きられへんこと・・するか?」

「あかんでしょ。時間」

「仕方ないな・・・じゃ・・今夜やな・・続きは」

先に起きあがり、私の手をとって起き上がらせてくれた。

「ありがとう・・・」

「じゃ・・着替えて行こか・・」

連休2日目が始まった。
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