サンドリヨンに憧れて
やられた・・・外したら見えないって思ってたのに・・・

やさしくシャワーをかけてくれて綺麗に身体を洗い始めてくれた。

その手の動きにドキドキして身体が固まりそうだった。

「しんどくないか?」

「うん・・大丈夫・・」

「じゃ・・ゆっくり浸かり」

あまり身体を見ないようにして浴槽に入り、浸かりながらじっと目を閉じた・・・

足が延ばすことのできる浴槽だったので気持ち良くて眠りそうになっていた。

「香澄・・寝るなよ・・」

「あ・・ごめんなさい・・つい・・」

私の後にゆっくりと入り、体をもたれさせてくれた。

「いい加減・・タオル取れよ・・」

後ろから手が伸びてきて胸元からすっと引っ張り取られてしまった・・・

咄嗟に隠そうとしたが、それを遮られてしまった。

鎖骨に指先が当たって体がビクッと反応してしまった。

「そんな怖がらんでも・・・」

「ごめんなさい・・」

「もしかして・・・香澄って首筋が弱いとか?・・・」

「何処が弱いなんて・・言えません・・」

「ふーん・・これか・・黒田さんと話してた・・・」

後ろから首筋をいきなり甘噛みしてきて、とんでもない声がでてしまった。

「香澄・・・今感じたやろ・・」

「そっ・・そんなこと・・ない・・」

「じゃ・・耐えられるかな・・・」

いきなり始まってしまった・・・さっきのようにならないように

ギュッと下唇を噛んで課長の動きに耐えた・・・。


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