私のいじめと友情物語
ある日、私は家で花梨達の宿題をやった後、麻李華にメールした。すると、いつも通りの楽しい話をしていたのに、いきなり話が変わった。
『ねぇ弥生、本当の事を言って?
弥生、あの3人にいじめられてるよね?
私達親友でしょ?私が何とかしてあげるからさ!』
「…………っふ……」
私の頬に涙がつうっと流れた。
“親友”……。
私の、初めての親友……。
私は涙が止まらなくて、気づけば朝になっていた。麻李華に返信する事も忘れていた。
朝はなかなか人が来ない自分のクラスの教室に行って麻李華に話しかけた。
「麻李華っ、昨日返信できなくてごめんね! ……花梨達にいじめられてる事、本当なんだ……」