私のいじめと友情物語


「――あっ!! あんた達、私の親友に何してるのよ!!!」



職員室に行ったはずの麻李華が教室に戻ってきたのだ。


「なっ……!? ……〜〜っ」


花梨達は驚いたような顔をして私の前から逃げていった。


「……弥生、大丈夫だった? 何もされなかった?」


「うん……。財布の中身取られそうになったけど大丈夫だったよ」


「よかった〜……! あいつら毎日こんな事してて恥ずかしくないのかなぁ!?」


そう言って麻李華は花梨達を睨んでいた。





――ある日、麻李華は熱を出して休んでしまったのだ。


その日は花梨達に沢山奴隷扱いされ、とても精神的にもしんどかった。





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