私のいじめと友情物語
筆箱の中に、画鋲が詰めこまれていたのだ。
「古都さーん、授業に集中しなさーい」
先生にそう言われ、私は「すみません」と言った。花梨達3人を見てみると、クスクスとこっちを見て不気味に笑っていた。
そしてクラスの皆は見て見ぬふりをしている。
皆、花梨達が怖くて私を助けてくれない。私を助けたら次は自分がいじめられる。そう思っていると思う。
正直、いじめられるよりも見て見ぬふりをされる方が辛い。