私のいじめと友情物語
翌日。学校に向かって歩いていると、声をかけられた。
「やーよい! あたし達の鞄、教室まで持ってってねー♪」
そう言って3人は私に鞄を持たせて歩いていった。
「弥生……大丈夫?」
後ろから声がした。振り返るとそこには、山吹夕子(やまぶき ゆうこ)がいた。
この子は私の友達“だった”人。なんで過去形なのかって?それは――……。
「夕子には関係ないでしょ。ほっといてよ、私の事」
「なんで……? 私達、友達でし――」
「あんたなんか友達じゃない!!!」
そういって私は、教室まで走った。
なによ……。
なによ、私を裏切ったくせに!!!