私のいじめと友情物語
「……で、麻李華は何の仕事してるの?」
「私、心理カウンセラーの仕事してるんだ♪ 弥生みたいにいじめられてる子を助けてあげたいし」
心理カウンセラーか……。確かに、麻李華にむいてるなー、話聞くの上手いし。
「弥生は? 何の仕事?」
「私は保育士になったよ☆」
「弥生は保育士かぁ〜……小さい子供とか動物が好きって、中学の時にいってたよね!」
「うんっ!」
「……おっ、麻李華かお前!! 久しぶりだなー」
リビングで麻李華と話していると、上で寝ていたはずの蓮くんが起きてきた。
「あっ、区江山くん! 弥生と同居してるんだ!?」
「そうだよ。弥生ってば毎日『麻李華元気かなぁ?』『麻李華に会いたいよぅ……とか、ずーっといってるんだぜ?』」
!!!
「ちょっと蓮くん……!?」
「あははっ、弥生、そんなに私のこと考えてたんだ!?」
「えへへッ……あっ、そうだ! 今から3人でお出かけしようよ!!」
「うん、そうだね!」
私達は久しぶりに一緒に買い物を楽しんだのだった。
〈END〉