ずるいよ。


もう、どうにでもなってしまえって。



仕事しか生きがいがなかったわたし。

最近では、後輩の朝岡に仕事をとられ

さらには、部長とも壁ができてしまった。


「先輩。

なんでそんなに、落ち込むんですか。
さすがに俺もキツいんですけど。」


そう朝岡が呟いた。


「なにを?...言ってるの。」



私の言葉が聞こえなかったのか、それとも聞きたくなかったのか。


朝岡はさらに車のスピードをあげて。


夜の街へと車を進めた


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