私は翼に恋をした
「まぁまぁ、怒ると可愛いかおが台無しですよー?」



ニヤニヤして反省しない大翔。



「もー」



私が呆れているとふと思い出したように口を開いた。



「そーいえば、女帝がタイムとるって言ってたな。」



ん?



「女帝?タイム?なにそれ?」



「あぁ、女帝は神崎先生のあだ名。男子はそう呼ばないといけないの。差別だよなー。
タイムってのは今度の大会に向けての調整。お前は何の競技にするんだっけ?」


女帝かー。...そういえば紗彩がそんなこと言ってたな。



「競技かー。考えてなかったな。んー、体力には自信あるんだけどね。」
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