嘘つきな私。
「なぁ、なんか部活入る?」

と聞いてきた優希



「んー、せやなぁ。運動部希望」


「やっぱり?和樹は野球部で直哉は
サッカー部に入るらしいで!」

「へぇ〜そうなんや」


「こらぁ!橘!宮本!
お前ら授業中やのにうるさいぞ!」




今は体育の授業中

ちなみに50m走のタイムを計ってるから

自分の番じゃないと暇だったりする。




「とりあえず、体験入部行きまくろ!」

「そーしよか。ほんなら明日からな」

「えー、今日からじゃないの?」

「今日はあかん。麻耶と約束あんねん」





そう、今日はクラスが離れたけど

麻耶と遊ぶ約束をしていた




それは今朝のこと…



「美月〜 今日の放課後さ
予定なかったら野球しにいこー!」

「野球?なんのやつ?」

「地元の草野球チームに決まってるやん!おかん達がやってるやつ」



近所ではお母さんやお父さんなどの

PTAの人らが集まって作った

野球チームがある。



ちなみにその娘さんや息子さんが

来ていて家族でやっている人もいたり




最初は面倒くさいと思ってたけど

ものすごい必死に頼んでくる

麻耶を見ていたら断ることが

出来なかった



「あー、別にええよ」

「よっしゃあ!!」


めっちゃガッツポーズをしている麻耶

何がそんなに嬉しいんやろか
< 6 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop