はると先輩
思えば今日のあたしはついてなかったのかもしれない。


あの時、急いで電車に乗ってれば、先輩を見なくてすんだかもしれないのに。


――――プー


(あ、電車来た)


いつもとは違う号車に乗り込む


この時間帯はあたしがいつも乗る時間より少しひとが多いみたい。


(座れるかなぁ・・・)


きょろっとあたりを見回す


そして、見つけた


(ああ、やっぱり・・・・)


先輩と、


(彼女、いたんだ・・・)


仲良く話してる彼女の姿を
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