はると先輩
「よっ!」


「ひゃあっ!」


後ろからきゅうにぽんっと声をかけられて驚く。


「なんでそんなに驚いてんだよ!」


「はっ、はると先輩っ!」


先輩は可笑しそうにケタケタと笑う。


「あれ?こはる次生物なん?」


「あっ、はいっ」


ふーん、と先輩は言う


「俺、家庭科なんだわ。
途中まで一緒に行くぞ」


「えっ!?」


「何?いや?」


先輩は、少し強引だ。


でも、


「いや、じゃないです」


そんなところも好きなの・・。
< 35 / 64 >

この作品をシェア

pagetop