はると先輩
ふと思う


あの時、勇気だしてなかったら、


あたしこうして先輩と話をすることだってなかったんだなぁって。


先輩と話すことはだいたいがくだらない話だとか、


小さな話が多いけど


「ん?なんか面白いことあったか?」


「いっ、いいえっ!」


すごく、嬉しいなぁ、なんて・・


(だめだ、顔にやけちゃう・・)


「変なやつ~」


そう言って先輩は前髪をちょいちょい、と触る。


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