はると先輩
キーンコーンカーンコーン


授業終了のチャイムが鳴る。


あーあ、終わっちゃった・・。


もうちょっとだけ先輩見てたかったなぁ



(まあでも、また見れるよね)


なんて考えてたとき、


ポン、と肩に何かが触れた。



「三津谷、お前数学係だったよな?
ワーク職員室から持ってこい」


「・・・へ?」


肩に触れたのは、まぎれもなく数学の先生の手で、


どうやら『次の授業ワークやるから』


とのこと。


自分でもってこればいいじゃないですか、と反論してもよかったけど・・・。
 

(怖いからそんなことできない)


全員分のあの分厚いワーク持って4階まで上がるのかぁ・・・、


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