はると先輩

腰ぐらいまで伸びた綺麗な髪


綺麗な二重に大きい目


背も先輩と並んでよく合う高さ


“お似合い”


その言葉が頭に浮かぶ


「はるとから聞いてる。
ちょこまかしたかわいい後輩がいるって」


「ちょ、夏花やめろ!恥ずかしいから!」


“はると”


その言葉に胸が痛む


『俺みんなにはるって呼ばれてるから・・』


ああそっか。


呼び捨ては彼女の特権なんだった。


「うわあ、恥ずかしいです。
はると先輩変なこと言ってないですよね?」


こんな綺麗な人に変に思われたら悲しいです・・・なんて思ってもない言葉が口から溢れる


「でも、ほんとに可愛い」


夏花さんはにっこり笑う


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