誰よりも大切なひとだから。
"好きでした"だけだと、"ああ、そうですか?ありがとう"で終わっちゃうもんね。
どうしたいのか、願望を書かなくちゃ、伝わらない。
私、少しだけ信じてる。
この手紙を見つけたときに、彼はきっと驚くけれど、決して鼻で笑ったりしない、と。
『彩さん。ラブレター書けました??笑』
優希からのラインが入っているのに気づいて、私は返事を返した。
『書けたよ』
『へぇ?なんて?』
めちゃくちゃ照れくさかったけど、私はさっき手紙に書いた言葉をそのまま、ラインに打ち込んだ。
『単刀直入すぎるかな?』
不安になって、そう書いてみると、既読とともに返事がきた。
『いいんじゃない?シンプル イズ ベストやで』
優希の言葉に少し励まされる。