キミ色の夏


………

……




柚希くんの家に着いたあと、私はすぐシャワーを貸してもらった。

服は柚希くんのを借り、服は洗濯機へ。

暑いからすぐ乾くだろうということで、即スイッチオン。


幸い、下着は無事だったからそのまま着ることにした。






「柚希くん、お風呂場空いたよ」



リビングに戻ると、柚希くんはお気に入りのスポーツドリンクを飲みながらエアコンの下で涼んでいた。



「って、寒っ。 冷房強すぎだからっ」

「だって暑かったんだもん」

「今はもう涼しいでしょっ。 ほら、柚希くんもシャワー浴びてきてっ」


「はいよー。 柳井、これやるー」

「あ、うんっ」



ペットボトルを私に渡したあと、柚希くんはすぐに部屋を出ていった。


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