一途な彼と不器用彼女①


そう思ったとき


グイッ


蒼依「キャッ!
ってあ、陸か。
どうした?何かあるならあとでもいい?」


私は急いでいるから急ぎじゃないなら後でして欲しい。


今から電車に乗って保育園に行ってまた家に帰りパンダメイクしてそれから学校。


うん。これは完璧に遅刻だ。


まぁとりあえず早くしないと保育園まで遅刻してしまう。


だから急ぎじゃないなら後で聞くからいい?


陸「お前...自分の立場分かれよ。」


へ?は?え?


自分の立場って何?


もしかして元紺野組時期組長っていう立場?


いや、まだ陸たちにはバレてないはず。


じゃあ何の立場が私にあるの?


戒「いや蒼依お前は今王姫だろ?
お前が王姫だから俺らの敵が俺らの弱点を狙ってお前を狙ってくる。
だからこれからは1人で行動するな。幹部もしくは時期幹部の奴らと行動しろ。って昨日言ったよな?」


あ...。


自分の立場ってそういうことね。


まず紺野組時期組長の情報なんてほとんど漏れてない。


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