一途な彼と不器用彼女①
そうかだからあの時俺は無意識に蒼依に抱きついていたのか...。
いや、抱きついてはないけどな。
でも無意識に嫉妬はしてた。
そうか俺はたぶん蒼依に一目惚れしたんだ...。
何も写さない真っ黒な目に興味を持ったんじゃなくそれは“一生こいつを支えていきたい”“こいつを俺のものにしたい”そういった感情だったんだな...。
自分自身が蒼依のことが好きと自覚したらさっきまであったモヤモヤ感が一気になくなった。
この現象からして俺はやっぱり蒼依のことが...。
俺が自分の感情に気づいてしまった時...。
コンコンッ...
ガチャッ...。
?「総長!全員集まりました!」
という報告があった。
いま報告してきたやつは王覇の時期幹部こと倫林 武瑠(リンバヤシ タケル)というやつだ。
全員が揃った=これから王姫のお披露目?発表があるってことだ。
つまり蒼井は全員の中で挨拶してそこで全員に認めてもらう事になる。
もちろん誰か1人が認めなかった場合、蒼依は姫にはなれないということだ。