一途な彼と不器用彼女①
*陸side*


俺はさっき蒼依に告白した。


まぁ俺の気持ちを伝えたかっただけなんだけどな。


それに蒼依は違う誰かを好きだからな。


まぁ当然フラれたけどな。


でも俺がお前を惚れさせてやるから。


他の誰かを思えなくなるようにしてやるから。


ガチャっ!


梨絵「あ、蒼依ー!
あんたまた無茶して倒れたんだよ!
もーいい加減にしないと啓の所放り込むよ!」


お、おう。


梨絵ならやりかねないな。


だって今の梨絵の顔見てたら本当に啓の所に放り込みそうな勢いだからな。


蒼依「梨絵ごめん。
でもまだ啓の所にはいけない。
あいつを見つけるまでわね。」


あ...また俺らのしらない話をしだした。


まぁ気にならないこともないけどいまはまだいい。


梨絵「そっか...。
そーだよね...。
私こそごめんね。
でも心配してるんだからね...。」


蒼依「んありがと」


だっていま聞いたって蒼依が嫌な思いするだけだろ。


それなら俺らは無理に聞かない。


俺らは蒼依の笑顔が見たいだけだからな。


だからいつか俺らにも話してくれよ。


お前が俺らを信じきれるようになったときにな。


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