一途な彼と不器用彼女①

*密かに動く影*

*陸side*


俺はさっき蒼依と例の部屋に来た。


例の部屋とはまぁ王覇の第二の溜まり場つーのか?


まぁ俺らのサボる場所その②の場所に来ている。


もちろん俺と蒼依以外はいねーよ?


だって俺があいつらに来るなって伝えたからな。


それよりも今俺がなぜ泣いているかって?


それはまぁ...あれだ。


最近有紗が死ぬ間際の場面が夢でフラッシュバックされるんだよ。


だから俺は少し寝不足なわけ。


それを蒼依に気づかれてそういう成り行きになったつーわけ。


陸「あー...俺かっこわりぃよな...。
ごめんな...蒼依...っては?
おい!おい!蒼依?」


俺はさっきの状況を思い返してカッコ悪いそう思ったとき肩に重みを感じた。


よく見ると蒼依が目をつむっている。


ん?瞑っているってことは...!


陸「おい!蒼依!起きろ!」


蒼依「.....スースー.....。」


なんだ、ただ寝てただけかよ。


ビックリさせやがって。


とりあえずこの状態だと俺が危ない。


なんだってほとんど距離0センチだからな。


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