一途な彼と不器用彼女①


ブルンッブルン...!


するとどこからかバイクの爆音のような音がした。


そう今日はどこかの暴走族が道路を走っていたようだ。


先程の少女も一点のみを見つめて微笑んでいた。


私は少女が見つめている一点に目を向けると...。


私「(..............っ!)」


あの向こう側に見えるものに見覚えが...。


実際に言えば少年だが。


だが、私は誰か知っている。


ってことはあの少女は私...?


じゃあこの夢は“あの日”。


そうかもうあの日が近づいているんだ...。


アレからもう4年もたつんだ。


私はまた今年も何も成長できなかった。


やっぱりあいつがいないと...。


なんて思っていると


キキーッ!


ガッシャーンッ!


.....................。


「う、うそでしょ!?
な、なんで──」


例の少女は少年の元に向かう...。


そう今この夢では少年とスモークがかかった黒色のセレナとがぶつかった事故が起きていた。


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