一途な彼と不器用彼女①


運転手「あの...到着しました...。」


あ?ああ。もう蒼依んちについたんだな。


陸「ああ。ありがとな聖(ヒジリ)。」


あ、聖つーのはまぁ俺の運転手だ。


まぁ主に俺のだけど細かく言えば王覇のだけどな。


蒼依「聖さんありがとうございます。」


優依・蒼兎「聖兄ありがとっ!」


聖「いえ!俺は皆さんを無事にお送りできて光栄です!
では失礼します!」


ブーーーン...。


...............。


蒼依「まぁとりあえず家に入ろう。」


蒼兎「陸!今日一緒にお風呂入ろっ!」


優依「蒼兎、陸ぅは優依と遊ぶからぁ無理だよぉ!」


陸「優依、蒼兎とりあえず家に入るぞ?
それはそれからの話だ。な?」


優依・蒼兎「うん!ニコッ」


本当にこう見るとこいつら蒼依にそっくりだ。


それにこれたぶん回りから見たら普通の家庭に見えるんじゃ...。


そうなれたらいいのにな。


なんてたぶん俺の片想いだから無理だな。


でもさ、仮に子供がいるとはいえ子供が寝てからは男女1人ずつの屋根の下だ。


俺そうなったら俺心臓持たねーんじゃね?


だってあいつの行動一つ一つが愛しいから。


それに世の中の男ども。


好きなやつと同じ家だぞ?


朝から夜まで一日。


それで襲わねーつーやつの方がなかなかいないんじゃね?


ってことは俺は毎日理性との戦いか...。


やべ...こんな代役引き受けたのに俺理性との戦いなんてな。


これじゃあ本来の目的果たせねーんじゃね?


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