一途な彼と不器用彼女①
ガチャッ!
蒼依「疾風も行くって言ってた。
疾風今準備して外で待っていると思うからみんなも早くいった方がいいよ。
あいつ待たされるのが嫌いだから。」
なんていいながら入ってきた蒼依。
やっぱり理事長もくるよな...。
理事長とこいつらが揃ったらずっとニヤニヤしながら見てくるからうざいんだよ。
潤「ってそれ結構ヤバイんじゃね?
理事長待つのが嫌いって...
もしかしてアレが行われるのか...?」
................................。
王覇「やべーっ!(ヤバッ!)」
あれが行われるって事は...とにかく急がねば。
蒼依「ちょっとみんな走るわけ?」
陸「当たり前だろ。
俺ら殺されたくねーし。」
蒼依「じゃあ頑張ってね。
私歩いていくから。」
陸「でも早くしね...戒「もう早くしろよ!」...ッチ...。」
おい今戒俺の言葉遮ったな?
本当は怒鳴りたかったんだが戒の言う通りでもう時間がない。
俺はもたもたする蒼依のもとに行き...
スッ...
蒼依「っ!?
ちょ、ちょっと!
...陸...下ろして...!」
お姫様だっこをした。
でも俺は下ろすつもりはねー。
まぁ...
陸「恥ずかしいなら顔伏せとけ。
じゃあいくぞ?」
蒼依「ちょっと!お、おろ...タッタッタ...っ!?」
蒼依が話している最中に俺は走り出した。
だってまだ駄々こねる。
もうめんどくせーから走り出した。
時間もないしな。
走り出した後蒼依の顔を見ると俺が言ったみたいに顔を俺の胸に当てて顔が見えないようになっていた。
ふ...ほんと素直じゃねーよな。
まぁそこが可愛いところなんだけど。