一途な彼と不器用彼女①

*優兎斗の隠された秘密*

───...


疾風「お前らもうそんな関係なのか?」


蒼依「...バカ疾風。
そんなわけないでしょ。」


疾風「いや...だってな...笑
端から見たらお前らカップルみたいだぞニヤニヤ」


蒼依「気持ち悪い笑みで見てくんな。
そして陸も...早く...おろして...。」


疾風「おいおい...照れるなよ蒼依!」


蒼依「一回死ね」


疾風「グハッ...今ので疾風ダメージ100万喰らった...。」


蒼依「だったらもう死んでるね。」


なぜ今こんな状態になっているか説明しようか。


俺が蒼依を横抱き(お姫様だっこ)して理事長の元に向かったらこの様だ。


んで俺が横抱きにしたとき蒼依の顔は真っ赤だったらしく今からかわれているって言うわけだ。


潤「なーもうその会話いいかー?
俺暑すぎて倒れるー...溶ける...。」


那緒「まぁあれこれ10分弱ぐらいこの場所にいるしな。」


陸「じゃあいくか。」


蒼依「疾風どーせエロ本でしょ。」


は...!?


王覇・疾風「お(あ)、お前(蒼依)...///」


理事長エロ本読むのか...?


いや、男にはあることだけども。


でも以外だ...。


蒼依「フン...スケベ親父!」


疾風「ば、バカ...///」


蒼依はそんなこと言って後ろ向きながら理事長と距離をとる。


そんなとき...


ドンッ


蒼依「っ!?」


陸「蒼依!?大丈夫か!?」


蒼依は後ろ向きで歩いていたから前から来ている人に気づかなくてぶつかってしまった。


蒼依「私は大丈夫だけど...。」


陸「てめーっどこ向いて歩いてんだよ!」


王覇・疾・蒼「(いや、この人は悪くないでしょ(だろ)。」


?「あ...すいません...?
って蒼依...?」


んだよ、蒼依の知り合いかよ。


ってか今こいつ蒼依のこと蒼依って呼び捨てしたよな?


なに呼び捨てにしてんだよ。


なんて怒りたかったんだが...


蒼依「あのどち...ら...さ...っ!?」


疾風「お前っ!
今さらなんだよ!
なんのためにこの地域に...!」


蒼依たちのこの状態に怒れなかったんだ。


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