一途な彼と不器用彼女①
───
蒼依へ
蒼依が今この手紙を読んでいるってことは俺は死んだんだね。
今“なんでわかるの?”って思ってる?
俺ね、実は蒼依に秘密にしてたことがあるんだ。
俺さ実は予知夢が見えるんだ。
本当に驚きだよな?
俺も最初は思った。
でも毎日見る夢が実際に起きてやっとわかった。
だから俺蒼依のおばさんの葬式の時に蒼依に出会う事も蒼依と付き合うことも俺が紺野組時期副組長になるのも蒼依のおじさんが死ぬことも自分が死ぬこともすべてわかってたんだ。
本当は信じたくなかった。
蒼依のおじさんが死ぬこともまさか自分が死ぬことも。
でもすべて本当になった。
ごめんな、蒼依。
俺運命に逆らえなかった。
俺のせいで蒼依は悲しんでいるかもしれない。
人間不振になっているかもしれない。
自殺をしようとしているかもしれない。
でも俺はそんな蒼依を支えることが出来ない...。
俺は結局運命に逆らうことしかできなかった。
でも蒼依のこれからの人生は見守ることができる。
だから上からで悪いけど俺いつまでもお前を見守っているからな!!
........と言いたいんだけど蒼依はこれから病気になっちゃうんだったな...。
まぁ蒼依ならどんな病気にも立ち向かってくれると思うけどな。
だって蒼依は強いから。
あ、ちげーぞ!
体力的にも喧嘩面でも強いけど俺が言うのはそっちじゃなくて精神面的にだ。
蒼依は今まで壁を何回も越えてきた。
だから今回も大丈夫だ。
蒼依、お前は“生きろ”よ。
俺が生きれない分俺のためにもな!
もう便箋の枚数がたんねーからこんだけにしとくか。
何かあったら疾風達に言え。
あいつらなら絶対助けてくれるはずだからよ!
子供達の事も頼むよ...。
俺の未来の妻でもあり子供達のママでもあるんだからな!
今度もし出会えたときはもう絶対離さねーから。
じゃあな...蒼依。
世界で一番お前のこと愛してる。
PS 俺が死んだことはお前のせいじゃないからな!
お前は気にせずに前だけ見て生きろよ!
矢那 優兎斗より
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蒼依へ
蒼依が今この手紙を読んでいるってことは俺は死んだんだね。
今“なんでわかるの?”って思ってる?
俺ね、実は蒼依に秘密にしてたことがあるんだ。
俺さ実は予知夢が見えるんだ。
本当に驚きだよな?
俺も最初は思った。
でも毎日見る夢が実際に起きてやっとわかった。
だから俺蒼依のおばさんの葬式の時に蒼依に出会う事も蒼依と付き合うことも俺が紺野組時期副組長になるのも蒼依のおじさんが死ぬことも自分が死ぬこともすべてわかってたんだ。
本当は信じたくなかった。
蒼依のおじさんが死ぬこともまさか自分が死ぬことも。
でもすべて本当になった。
ごめんな、蒼依。
俺運命に逆らえなかった。
俺のせいで蒼依は悲しんでいるかもしれない。
人間不振になっているかもしれない。
自殺をしようとしているかもしれない。
でも俺はそんな蒼依を支えることが出来ない...。
俺は結局運命に逆らうことしかできなかった。
でも蒼依のこれからの人生は見守ることができる。
だから上からで悪いけど俺いつまでもお前を見守っているからな!!
........と言いたいんだけど蒼依はこれから病気になっちゃうんだったな...。
まぁ蒼依ならどんな病気にも立ち向かってくれると思うけどな。
だって蒼依は強いから。
あ、ちげーぞ!
体力的にも喧嘩面でも強いけど俺が言うのはそっちじゃなくて精神面的にだ。
蒼依は今まで壁を何回も越えてきた。
だから今回も大丈夫だ。
蒼依、お前は“生きろ”よ。
俺が生きれない分俺のためにもな!
もう便箋の枚数がたんねーからこんだけにしとくか。
何かあったら疾風達に言え。
あいつらなら絶対助けてくれるはずだからよ!
子供達の事も頼むよ...。
俺の未来の妻でもあり子供達のママでもあるんだからな!
今度もし出会えたときはもう絶対離さねーから。
じゃあな...蒼依。
世界で一番お前のこと愛してる。
PS 俺が死んだことはお前のせいじゃないからな!
お前は気にせずに前だけ見て生きろよ!
矢那 優兎斗より
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