一途な彼と不器用彼女①
優兎斗にこの手紙をもらって私決めた。
蒼依「ほんと、生きてって当たり前。
心臓病だって治してやるから。」
唯斗「は、蒼依...心臓病なのか...?」
あれ、疾風達言ってなかったんだ。
って当たり前か。
あの事件が起きてから優兎斗の家族は私達に聞き耳も持たなかったんだもんね。
そりゃ疾風達が伝える訳もないか。
私はとりあえず唯斗君に簡潔にだが私の今の現状を教えた。
唯斗「蒼依本当にごめん...。
俺らが蒼依を責めなかったら蒼依はすぐにでも手術できたのに...!
本当にごめん...。」
唯斗君それはちがうから。
全て唯斗君のせいじゃないから。
蒼依「唯斗君それはちがうから。
私優兎斗の家族と今も仲良くしてたとしても手術は悩んでいたと思う。
自分は生きて優兎斗は死んで。
その現状に信じたくなくて。
じゃあ私も死んだら優兎斗に会えるかな?なんてどんな選択をしてても思ってたと思う。
でも今日決めた。
私手術受ける。
受けるためにはアメリカに行かなきゃ行けないけどそれでも優兎斗の分までいきるから。
だから私手術受ける。」
ねぇ優兎斗これでいいんだよね?
優兎斗のためにも自分のためにも。
唯斗「そうか、その選択をしてあいつも喜んでいると思うよ。」
そうだといいけどね...。