一途な彼と不器用彼女①
蒼依「ごめんね?優依、蒼兎。
ママと離ればなれになってもちゃんと疾兄たちの言うこと聞くのよ?
ママが元気になってからまた三人で暮らそうね?」
本当は離れたくない。
でも治さないと永遠の別れがくる。
なら今治して一次的の別れの方がいい。
例え何年かかっても何十年かかっても2人は私の実の子供だから。
優依「うん!
ママァー優依ぃお勉強がんばるねぇー?
ママも頑張ってね!!」
蒼兎「優依の事は僕に任せてねぇ?
僕優依のお兄ちゃんだし!
優依がぁ悪さしたらすぐにママに伝えるねぇ?」
優依「なッ!
いつも悪さするのはぁ蒼兎の方でしょぉ?」
蒼兎「僕はなにもしないよ!
ニンジンもピーマンもお残しするのは優依でしょぉ?」
優依「だって...ピーマン...苦いん...だもん...。」
ははは...なんかこのやり取り久しぶりに見た気がする。
だって最近バタバタしててわからなかったし。
でもそれも当分見れなくなるのはやっぱり悲しいもので。
蒼依「蒼兎、優依おいで?」
蒼兎・優依「っ...うん!」
もちろんそれは子供たちもおんなじ。
本当にこの子達は子供の時から遠慮しすぎよ。
甘えたいときにはちゃんと甘えておく。
その方が小さい子は可愛い。
んーなんかこの子達を元気つけるものないかな?
........................っあ!
そういやちょうど2つあったんだ。
蒼依「あ、そうだ...。
これね...優依達にあげる。」
私は優依達を下ろして自分の首から2本のチェーンをはずした。
蒼依「んーとこれは優依のね。
こっちが蒼兎の。
これねパパとママの思い出のネックレスなんだ。
パパがママにプロポーズしたときにくれたやつなんだ。
蒼兎にあげたのがパパので優依にあげたのがママのなんだ。
これはパパとママから優依達に。
お守り代わりにしてね?
何かあったときは必ずこのネックレスが助けてくれると思うから。ね?」
こうして私は2人に思い出のネックレスをつけてあげた。
優依・蒼兎「わぁー!ママありがとぉー!
僕(優依)これ大切に持っているね!」
なんて言って嬉しそうにする2人。
啓「蒼依さっき手続きしてきたぞ!
聞いてくれよ!さっきアメリカの医者に言ったらちょうどドナーがすぐ見つかったらしいぞ!!
よかったな!蒼依!
アメリカまでは疾風のとこのジェット機でいくけど大丈夫か?」
あ、ここにも嬉しそうにしているやついんじゃん。