一途な彼と不器用彼女①
こいつの場合はドナーが見つかったことだけど。
それに疾風のとこのジェット機で行くならたぶん今日の夜出てあしたのあさ現地につくはず。
でも啓勝手に決めて大丈夫なわけ?
蒼依「私は大丈夫だけど、疾風大丈夫なの?」
疾風「あーそれなら大丈夫。
運転すんの剣だしー?
俺らも着いていくしー?」
..................。
っては!?
蒼依「疾風達もくんの!?」
疾風「当たり前だろ?蒼依ちゃんよ。」
いや、当たり前じゃねーよ。
って当たり前なのか?
だってジェット機を貸してくれる本人が来るってことだろ?
普通ってことなのか?
啓「よし!じゃあそろそろいくか!アメリカに!!
疾風下に剣呼んでくれねー?」
疾風「いやもう来てる。
俺らがここに来たときからずっと待ってるぞ」
は!?それってかれこれ1時間ぐらい待たせてるんじゃ...。
ってか疾風よく冷静に言えるよね。
待たせるのが当たり前みたいに。
空良「よしじゃあいくか。」
って言ってのんびり立ち上がる君たちもそうだけど。
君たち少しは急ぐって事できないの?
なんていいながら私も結構のんびりさせてもらってますけど。
あ、そういや
蒼依「疾風、相沢の会長元気なわけ?」
疾風「んあ?あー親父?
まぁまぁだな。
最近蒼依に会えねーから元気ねーけど。」
..............................。
忘れてた、あの親子は本当に頭がおかしい。
すべて私中心に回っているからね。
ってか疾風から聞いた事から考えると超元気じゃん。
心配して損した。
梨絵「おー本当にまだいたんだ、剣。」
あ、ほんとだ。
普通のやつならもう諦めて帰るのに。
まぁあいつが普通じゃないのは私たちがよくわかっているんだけど。