一途な彼と不器用彼女①


この発言たちに優依はキレた。


私はその女どもの胸ぐらをつかんだ。


優依「おい...てめーらふざけんなよ。
あ”?俺らのママは汚れてねーよ!!
あ”?ふざけたことほざくなよ!」


「ヒィッ...!」


あーあー100%まではいかないけど殺気だしてしまった。


だからかもしれないけど空気が急に変わった。


と思っていたんだが...


「おい!ガキ!亜美の手どけろや!
あ”?ふざけてんのはお前らの方だろうが!」


と言って私を殴りかかってきた。


クソッ...こいつに男がいないと思ったがなんだいたんだ。


まぁ今さら避けれるわけでもないししょうがなく殴られておくか。


私はキツく目をつぶった。


でもいつまでたっても痛みはこない。


それどころかミシッと言う音が聞こえた。


私はまさかっと思ったけど...


蒼兎「じゃあてめーは誰に手をだしてんの?
弱いくせにいきがんなよ。
そういうのめんどくせーよ。
ってかコーコーセーがガキに負けたとかハズすぎな。」


やっぱりね。


私に向かって殴ってきた男は蒼兎のパンチによって伸びている。


優依「って訳だから。
これから変な事言ったらこいつらみたいになるよ。
じゃあ本題な。
陸ママは陸たちを裏切ってないよ」


陸「どーゆうことだよ。
さっき唯斗もそう言ってた。」


あれ?唯斗ってどこかで...


蒼・優「あ!唯兄だぁ!」


唯斗「優依、蒼兎お前らやりすぎだろ。
蒼依に叱られても知らないぞ?」


優依「大丈夫。
怒られるときはママが帰ってきたときだから。
その時は怒られても帰ってきてくれた方が嬉しいからそんなのだいじょーぶ!」


怒られる時はママがアメリカから帰ってきたときだから。


怒られる事よりも帰ってきてくれた方が嬉しいし。


蒼兎「それより陸これ、ママから」


そう言うと蒼兎は一通の封筒を取り出した。


あーこの手紙はママが手術受ける前に私たちに渡した奴だ。


順「陸なんだそれ」


陸「.....蒼依から...だ...。」


他「っ!?」


まぁさすがにみんな思わないよね。


だって裏切った奴からの手紙だよ?


まさか!って思うのは誰もだよ。


那緒「早く読めよ!」


あ、那緒兄はまだママが裏切ってないって信じてるんだ!


この中で信じているのは3人だけ。


あとの3人は混乱しているよう。


ってかさっきから思ってたけど陸の後ろの人すごい睨んでくるんだけど?


だれかわからないけど、迷惑にほどがあるね?


なんて思っていると陸が封筒の中から便箋をとった。


そして陸はその便箋にかかれた事を口にだし始めたのである。


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