一途な彼と不器用彼女①


陸「...王覇連合全員で蒼依を探させろ。」


王覇「ああ(うん。)」


よかった、これで陸兄たちがママを見つけたら全てが終わるんだ。


そう誰もが思っていた。


?「ねぇーどこにいくのー?」


順「あ”?なんだよブス。
喋りかけんな。」


?「ひどーい!
って蒼依って誰な訳ー?
ねー陸ー!」


優依「ねぇあんたは誰だよ。
関係ない奴が出てくんな。」


?「なにこのガキー!
私にも関係あるでしょー!
だってー陸の彼女だもーん!ニヤリ」


は...?


陸「ふざけんじゃねーぞ!
お前なんて...!」


蒼兎「なぁてめー名前はなんだよ。
俺らの邪魔する奴は抹殺するのみだ。」


なんて殺気をだしながら言う蒼兎。


でも蒼兎が言っていることは当たり前。


邪魔する奴は排除する。でしょ?


?「なにこのガキー!
すごいこわーい!
ねぇー陸こわいよー!」


優依「ふざけんなよ。
猫被るのもいい加減にしろよ。」


あーもーいちいちこいつの声ムカつく!!


?「チッ...北風麻亜だけど?
なんなのあんたら。
マジムカつくんだけど。」


北風...?


北風ってどこかで...


蒼兎「なんでこんな奴この学校に入れたかわかんねーし。
疾兄もっとちゃんと身分調べろよ。
だってそうだろ?
よそ者をこの学校にいれるなんてな。
北の者なのになー。」


あ、そうだ!


前にママが北の者は気を付けろって言ってたんだ!


空良「おいおい、お前らちょっとやりすぎだ。
この空気どうすんだよ。
みんな訳わかんねー顔してんぞ?
ってか蒼兎たち用があったんじゃねーのかよ。」


................ぇ?


用事って他にあったっけ?


手紙渡して、あとは夢のことを...ってあ!


優依「あ、そうだった!
そうそう、こん中に最近大人と喧嘩した奴いる?
大人って言うかいかにもがらが悪い大人と。」


順「あーたしかしたようなしてないような...。」


やっぱり順兄だったんだね。


でもまぁ手をだしたんだから...ねー?


空良「もしかしてお前らまた予知夢か?」


空良兄せーかーい。


私たち予知夢が見れるんだけどー。


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