一途な彼と不器用彼女①


それも高級車だし。


星「まぁ、たまにはな?
でもいちをボディーガード3人付けるけど。」


蒼依「はいはい。
まぁボディーガードいらないけどね。」


だって元紺野組時期組長だよ。


黒蝶だよ。


私を襲うやつなんていないでしょ。


星「いちを、だ!
何があるかわからないからな!
最近の世の中は物騒だから。」


なんていいながら心配している星。


まぁ本人は気づいてないだろうけど。


星は心配するときはピアスを触る癖がある。


蒼依「あーはいはい。
アリガトウゴザイマス。」


星「お前頭狂ったか?」


蒼依「.....星今日女がきても助けんぞ。」


星「ごめんなさい、蒼依様」


ふん...私に暴言を吐くにはまだ早い!


「あのー社長そろそろ会社出ないとお時間が...。」


.....................っ!?


蒼依「おい!星!いくよ!
ありがと!教えてくれて!ニコ」


「い、いえー///」


そして私は星とボディーガード3人と計5人でAホールへと向かう。


歩きながらだから周りからは「〈あの人かっこいい!〉」なんて言っている女性や「〈蒼依社長生でみた!すげー!〉」なんて言っているその辺の人ら。


まぁー星はかっこいいけど。


認めたくないけど。


でも私はブスだからな。


感動してるのだってブス過ぎてすげー!って意味だろ。


みんなしてそんなこと言わなくてもよくない?


まぁーいいけど?


ブスはブスなりに頑張りますから。


なんて開き直っている私。



でもこのあとの出来事で車で行けばよかったと思う蒼依である。


< 277 / 356 >

この作品をシェア

pagetop