一途な彼と不器用彼女①


.................!?


日本語が喋れて知り合い。


嘘でしょ...。


───


「蒼依おそいよ!」


「あのくそじじいにいってくれ。」


「それにしても今日熱いなー!」


「当たり前だろ。
もう7月なんだし。」


「俺溶けそうだ。
あーあついなー....。
あ!そーだ!
俺コンビニいくけど蒼依いかね!?」


───

───


「ちょっとみんな走るわけ?」


「当たり前だろ。
俺ら殺されたくねーし。」


「じゃあ頑張ってね。
私歩いていくから。」


「でも早くしね...戒「もう早くしろよ!」...ッチ...。」


───

───


「疾風どーせエロ本でしょ。」


「お(あ)、お前(蒼依)...///」


───


な、なんでいるの...?




─王覇...



私は今の現状が信じられない。


だって日本にいるんだよね。


なのになんでアメリカに?


星「ボソッ蒼依大丈夫か?」


蒼依「え、うん。」


本当は大丈夫じゃない。


星は私が元王覇の姫だったことを知っているからこそ心配をしている。


でも今の私は紺野財閥社長紺野蒼依。


明神高校の時の私とは違う。


髪型だって目だって違うからばれない。


そして英語で喋れば完璧外国人だ。


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