一途な彼と不器用彼女①


ってあ!そーすればいいんじゃん。


俺は只今良いことを考えた。


星「今日さー蒼依の誕生日を会社でするからお前らも来いよ!な?」


こいつらがいたら蒼依は自然と笑顔になる。


蒼依が笑っている方が社員も嬉しいだろ?


逆に陸達は蒼依と話すきっかけができるしな。


ほら一石二鳥だろ?


夏々「でもこんな服装だし...。
それに私たち今日修学旅行で来てるんです!」


まぁ服装はどうにかなるけどまず今日アメリカに来ているのは修旅だからってか!?


俺てっきりただの旅行かと思った。


金持ちな学校なんだな。


って当たり前か。


今じゃ蒼依があの学校に金を振り込んでいるんだからな?


紺野財閥からも相沢組からも梨絵の所も啓の病院からも支援受けてるんだもんな。


そりゃ修旅アメリカでも行けるわ。


星「ま、まぁいいんじゃねーの?
疾風達もたぶん来るんじゃねーの?
アメリカにいるならな?」


修旅なら疾風達も会社にお邪魔するつもりだ。


疾風達がいるなら文句ねーだろ?


戒「でも大丈夫なんっすか?
社員の人迷惑しません?」


星「だーいじょーぶだーいじょーぶ!
社員も蒼依のダチつーたら喜ぶだろ?
それにお前らは蒼依と話がしたくねーの?」


陸「したいです。
したいですけど...。」


あーも!


こいつらウジウジしすぎだろ?


横にいる俺がイライラするわ。


だが、正義のヒーローは優しいからな!←あんたは正義のヒーローでは御座いません。


星「だったらそれでいいだろ!
よし!じゃあ決まったし服買うか!
あ、でもあのクソ女は連れてくるなよー!
俺あの女嫌いだし?
あいつ蒼依見るたびに睨んでくるんだぜ?
マジむかつくっつーの。
俺の蒼依を睨むんじゃねーよ。」


陸「いや、星さんのでもありません。」


クッ...。


こいつ俺が好きなことわかった上で喧嘩売っているのか?


こいつの発言がいちいちイライラするじゃねーか。


星「じゃあ奪えるもんなら奪ってみろ!」


陸「いや、絶対奪いますんで。」


キーッ(*`Д´)ノ!!!


こいつ先輩を敬うことできねーのか!?


ってかどっからそんな自信が出てくるわけ!?


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