一途な彼と不器用彼女①
まぁ起きているかわからないけどね。
~♪~♪~♪
星「おー蒼依起きたか?」
蒼依「あ、うん。」
星「あ、啓が薬お前の部屋に置いといたってよ。
今回は情緒不安定からによる喘息の発作らしい。
ま、お前はもう少し俺らを頼れよ!」
蒼依「あーうん。
ありがとね、星。」
頼れるかわからないけどでも今の言葉で少しは気持ちが楽になった。
星ってこう言うとき説得力があるって言うかこういうことはすぐわかるって言うか。
まぁ疾風もそんな感じだけど。
星「おうよ!
ま、無理すんなよ!
明日ぐらい休めよな!
と言いたいけど夜は“T&Mエンターテイメント”の社長と交流がある...。
まぁ別に断ってもいいんだけどな?」
蒼依「ううん、大丈夫。
夜だよね?
じゃあそれまで休めるし大丈夫だよ、星。
星こそ無理したらダメだからね。」
夜から交流があるならそれまではなにもない。
私は明日はたくさん休めるけど星はあした出勤だしね?
星こそ休みがなくて倒れたりしちゃうかも?って心配になるときもある。
星「俺は大丈夫だから。
お前は有り難く休みをもらっとけよ!」
蒼依「そーだね。ありがと。
あ、明日陸達と話そうと思う。
陸達の前で倒れたからね。
心配はしてないにしても...ね?」
そう、仕事をしている時にずっと考えてた。
いつまで逃げててもしょうがないってね。
向こうが避ければもう逢うこともないし。
星「そうか!
ん、わかった。
なんかあったら連絡してこいよ?」
うん、星さん。
なにもないことを願うよ。
蒼依「りょーかい。
じゃあ仕事に戻るね。
遅い時間にごめん。」
もう時計を見れば2時になっている。
まぁさっき起きたのが12時半だったしね。
大体電話してたのは15分ぐらい。
星「ほーい!
じゃあおやすみな?」
そして私も“おやすみ”っと返すとお互い電話を切る。