一途な彼と不器用彼女①


疾風から聞いたけど陸達は今日修学旅行でアメリカに来ているらしい。


だから早く寝た方がいい。


倒れられても嫌だしね。


そう思って言った私だけど陸はいっこうに動かない。


それも無言のままね。


蒼依「ねぇ、陸聞いてる?」


私は不思議に思い聞いてみた。


いや、聞いてないならこの言葉も聞こえないんじゃ。


陸「お前が終わるまで離れね。」


................ッ。


だからそういうのはヤメテクダサイ。


心臓に悪いです。


蒼依「でも早く寝ないとあした起きれないよ。」


私は必死に照れるのを抑えながら陸に問いかける。


って私前よりも遥か乙女になったよね。


前の私じゃ考えられない。


陸「別にいい。
あいつらよりもお前の方が大事。」


なんだ、こいつは。


なんでこんなキザな台詞が言えるわけ?


ってか陸も前より甘くなった?


蒼依「あー...はいはい。
じゃあもう寒いからリビング戻るよ。」


私はそう思いながらリビングへと戻る。


さすがに15分弱ぐらい外にいると寒くなる。


それにまだ残っている仕事もやらなきゃいけない。


早くしないと本当に朝になっちゃう。


そう思いながら私はパソコンの前に座りそしてノートを開く


今年も昨年と引き続きのノームコアのファッションが流行りだと思う。


だからノームコアファッションに絞る。


(ノームコアとは普通すぎる服や見方によれば地味すぎるファッションの事です。
現在アメリカで流行っています。
詳しくはノームコアで検索お願いします。)


まずは無地の白いトップスに黒のオーバーオールのコーデ。


次にデニムのショートパンツに白のタンクトップ。


それからもたくさんのノームコアコーデを考えてはノートに書いてを繰り返す。


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