一途な彼と不器用彼女①


耳元で


陸「ありがと、蒼依。」


こう囁く陸に少し腹が立ちながらも陸を抱き締め返す。


蒼依「ボソッ)こうやって素直になれればいいのに」


陸「そーだな。」


陸は微笑む。


またその行動に胸がキュンとなる。


あー、もう疲れているのかな。


残っている仕事はあしたにしようかな。


ってかまず私が寝ないと陸も寝ないんだっけ?


じゃあほどほどにしないと陸寝ないじゃん。


陸が倒れて王覇のやつらが乗り込んできたらめんどくさいし今日は終わりにしようかな。


蒼依「じゃあもーねる?
もう3時だし。」


陸「もういいのか?」


蒼依「明日やれば大丈夫。」


まぁ6月中旬頃までにできれば大丈夫だしね。


今はちなみに5月の上旬。


陸「なら寝るか。
さっきの部屋か?」


蒼依「あーうん。
でもちょっと待って。」


私は自分の部屋においてある薬を取りに行き、そして薬をのむ。


やっぱり苦い。


本日の薬は錠剤2個、カプセル2個の計4個。


それを一気に飲む私はある意味すごいのか。


まぁ飲みなれているしね。


蒼依「じゃあ寝よ。」


陸「ああ。」


こうして私たちは自室へと戻りそして夢の中へと飛び立った。


(ってまて。
今気づけば陸とおんなじベッドだ。
んで陸は私に抱きついて寝てるし。
この状態ってヤバイんじゃないの?)


なんて思っていた蒼依と


(ってまて。
蒼依とおんなじベッドじゃねーか。
俺理性と戦えれるか?
今蒼依の顔は俺の胸板で隠れているけどこれって結構ヤバイ状態じゃねーの?)


なんて思っていた陸の心の中の思いはどちらともしらない。


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