一途な彼と不器用彼女①


そんなときだった、事件が起こったのは。


目の前にキラキラ光るものが見えた。


そのものはお父さんもわかっているのか何か慌てていた。


そういや最近極道狩りが行われているらしい。


最近だけでも4~5つのヤクザが潰されたらしい。


それも全員皆殺しで。


お父さんが言っていたのはヒットマン...つまり殺し屋が絡んでいるかもしれないと言うことだった。


まぁ、ここは殺されやしないだろう。


なんて思っていたときだった。


大きな音がしてそして目の前が真っ暗になった。


この状況がわかったのはお父さんのある言葉だった。


“ごめんな、蒼依。
お父さんたちは気にしなくていいから優兎斗と一緒に逃げろ。
蒼依幸せになれよ。”


この言葉ですべてがわかった。


今起きた状態は信じ固いこと。


だって目の前で実の父が撃たれたのだから。


そしてまだ止まらない銃声の音。


それと対称に人の呻き声。


私は優兎斗の声で気がついた。


そして私は優兎斗と共に屋敷から逃げ出した。


あとから聞いた話だがあそこにいたやつは一人残らず殺されたそうだ。


───...


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