一途な彼と不器用彼女①


蒼依「今のがまぁみんなも知ってる話ね。」


みんな知ってる。


一般人もヤクザ絡みの人も。


まぁ一番こんなかなら夏々がよく知ってるんじゃない?


極道の娘だし。


戒「全員殺されたのならなんで星さんは生きているわけ?」


蒼依「星はその時財閥の方にいたんだと思う。
私も最初は星も死んだかと思ってたからね。」


ってかまず財閥つぶれたかと思ってた。


お母さんは亡くなったし後継者争いとかさてないし。


逆に私も何も言われてないし。


夏々「でも...殺し屋に狙われた奴等は...みんな抹殺することになってるはず...。」


蒼依「まぁ...そうだね。」


まぁ実際はそーだったし?


殺し屋に狙われた奴は一生ビクビクしなきゃいけないのが裏ではそう思われているし。


潤「じゃ...今も?」


狙われているんじゃ?って?


狙われているならとっくの昔に殺されているし。


なんて思っているときみんなの顔は“マジかよ...。”って顔していた。


まって、みんな信じているわけ?


蒼依「え、まって。
誰が狙われているって言ったわけ?」


魁柊「え、違うのか?」


蒼依「当たり前でしょ。
アホなの?バカなの?
狙われていたらとっくの昔に死んでるし。」


私がそーゆうと“あ、そうか”と納得する5人。


でも1人だけ納得してないみたい。


まぁ当たり前か。


夏々「じゃあどうやって殺し屋から逃げたわけ?」


それじゃひとつの疑問が残るしね。


蒼依「それは当たり前じゃん。
抹殺されるなら抹殺するのみ。」


される前にするんだよ。


那緒「え、お、お前...。」


蒼依「なわけないでしょ。
でも何百のヒットマンはすべて刑務所。
まぁ殺ったのは私と優兎斗の2人でだけど。」


まぁ怪我しないわけではないけど。


実際?銃弾が何個かカスったし?


それでも生きてたけど。


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