一途な彼と不器用彼女①
*過去の真実と黒幕の正体*
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ってかなにか忘れているような...?
たしか明日の情報に関するような。
ってか情報ってなんだっけ?
姫木組組長から“北の者の情報をほしい”だったはず。
北...?北...?き...あ!
蒼依「ねぇ、ちょっとまって。
私忘れてたけど、あの子王姫じゃないの?」
王姫は私が居ない間に新しくできてたはず。
前にもいったけど王姫=総長の女
って事は陸二股!?
潤「そういや、いたな。」
おい、潤存在を忘れたらだめだろ。
って事は今どうでもいい!
いたって事は二股確定って訳だよね?
蒼依「じゃあ陸二股なんだね。
まぁ顔はイケメンだけどさ。
彼女いるのに浮気はひどいよ。
私そんな悪女になるつもりもない。」
あれ?悪女ってなに?
悪い女って意味だよね。←そのまんま。
じゃあ前の私は悪女だったわけ?
私としたことが無意識に悪女になってたなんて。
魁柊「は!?
陸二股なわけ!?」
夏々「陸それはだめだよ!
どっちかフんないと!」
夏々言うことは正解なんだけどそれ私がフラれたらどうすんの。
陸「あ?俺が二股だと?
誰とだよ。」
は、こいつ自覚ないわけ?
蒼依「あんた自覚ないわけ?
ふざけんなよ。
王姫がいる時点で彼女いるって事じゃない!」
なんかもうあの顔を思い出しただけで腹が立つ。
陸「だからあいつは俺の彼...」
陸がそういったときちょうど私の電話がなった。
この音楽はベートー ヴェンのピアノソナタ第8番の“悲愴”第2楽章。
実の母がこの曲がすきだったから私もいつのまにか好きになっていた。
ってそんな事よりも電話だよね。
仕事の電話かもしれないし。
そう思い私は電話にでる。
出たあとにそういや携番が登録されてなかったと気づく。