一途な彼と不器用彼女①

*陸side*


俺らは今星さんといる。


理由はさっきまで自分の過去話していた蒼依が一本の電話で出ていった。


そして出ていった後に星さんがきたってわけ。


なんか慌ただしく出ていったから俺らは何か巻き込まれたと関知しどこにいくか聞いた。


まぁ教えてはくれなかったけどな。


でも俺らはなんで蒼依が連れていかなかったか大体わかる。


わかるからこそ俺らも問い詰めた。


蒼依だけ危険な事させるかよ。


まぁ結果は一緒で蒼依は口を開けなかったけどな。


でも今ここにはいいやつがいる。


さっき蒼依が電話してた相手。


陸「星さんなんで来たんすか？」


そう...それは星さん。


星さんなら蒼依の行き先を知っている。


だって電話してたしな。


星「それは蒼依の頼みだからな。」


魁柊「ってか蒼依はどこいったんすか？
慌ただしかったけど。」


星「あいつは...まぁうん。
ケジメだな。」


ケジメ...だと？


ケジメってなんだ。


いや、ケジメはわかるがでも内容はわかんね。


いろんなケジメがあるしな。


那緒「ケジメ...とは？」


星「まぁ...これ以上は言えないが。
でも今狙われているのは蒼依だ。」


は...？


狙われている...？


星「いや、違うな。
あいつの...あいつらの目的は蒼依だがその被害を受けるのは蒼依の回りのやつらだ。」


戒「それって...例の殺し屋ですか...？」


そう戒がいうと空気が急に変わった。


いや、違う。


星さんの雰囲気が変わったんだ。


族の時でもない...たぶんこれはヤクザの時。


星「おい、戒、お前は何を知っている。」


戒「蒼依から過去を聞いたとき気になって調べました。
すると刑務所に捕まっているやつらが脱獄したという情報が。」


紺野組組長を殺したやつが脱獄？


星「ｸｿ...お前ら今の情報は忘れろ。
そうしねーと...お前ら全員殺されるぞ。」


みな殺される...か...。


まぁそーだろ？


だって殺し屋の情報は本当にヤバイからな。