一途な彼と不器用彼女①
でも...だからって...
陸「もう蒼依を見捨てないって決めたんです。
蒼依が1人でがんばってんのに俺らはほっとく事なんてできません!」
見捨てることできるかよ...。
星「陸、それは見捨てることになんねーだろ?
蒼依も陸たちがこの件について関わらないことを望んでいる。」
陸「望んでいたとしても俺らは絶対蒼依を1人にはさせたくないんです。
蒼依が今頑張っているならそれを半分背負いたいんです。」
星「仮に自分達の命がなくなってもか?」
...仮に俺の命がなくなっても...
陸「蒼依が1人で頑張っているなかなにもしない方が嫌です。
仮に自分の命がなくなっても俺は蒼依を守れるなら後悔はないです。」
後悔することなんてねーよ。
後悔するときはそれは蒼依が死んだときだ。
まぁ簡単には死なせねーけどな?
星「ハァ...お前らも同じ意見らしいな。
でも本当にいいのか?
これはお前らがはいっていい世界ではない。
一度この世界に入れば出れなくなるが。
お前らにはその覚悟があるのか?」
王覇「んなの族に入ったときからあります。
俺たち(私たち)はただ蒼依を助けたいだけなんです。
蒼依からもらったものを今度は俺ら(私たち)が蒼依に返す番です。」
俺たちは今までたくさん蒼依から貰った。
夏々は友達...親友を...。
那緒は女にもいろんな種類がいることを教わった。
他にも仲間の大切さを教わったやつ。
いきることを教わったやついろいろいる。
もちろん俺は...もう一度恋をすることを教わった。
だから今度は俺らが蒼依に返す番だ。
星「お前らの気持ちはよくわかった。
でも今回の事は中途半端な気持ちではいくなよ?
俺も人数集めたらすぐここにいくから。
お前らは先に行っとけ。」
そう言いながら星さんは俺らに蒼依がいる場所の住所をくれた。
そして住所の場所の説明もわざわざしてくれた。
これで俺らも準備ができた。
王覇「星さんいつもありがとうございます!」
陸「では先急ぎますんで。」
星「おう、お前らぜってー死ぬなよ?」
王覇「当たり前じゃないですか。
なんだって俺らは...」
─王覇なのだから
王覇の意味は“武力や謀術 で天下を従える者”
つまり俺らは天下を従える者として悪人を善人に変える義務がある。
それがどんな相手だろうと俺らは必ず導く。
だから待ってろ...蒼依。
─今助けにいくからまってろ。