一途な彼と不器用彼女①


........................!?


な、なんでいるわけ...?


?「蒼依...助けにきた。」


蒼依「な...んで...きた...わけ。
....王覇...の奴...等...。」


なんで、なんで星は?


星はたしかすぐにいってくれた。


それも私と入れ違いで。


なのに...なんで...?


陸「んなの助けにきたに決まってんだろ。」


は...?


蒼依「ここは...あんた達...が入って...いい世界じ...ゃない....。
今なら....まだまにあ...「な、その世界ってなんだよ。
世界はひとつだろ。
今同じ場所にいるのに世界が変わる分けねーだろ。」...だから...あんたたちは...わかっ...てない...!
死ぬ....かも...知れない...。
それで...も...いいの...かよ...。」


この世界は甘ったれたもんじゃない。


謝ってすまされる世界じゃない。


失敗したのであれば殺される。


そういう世界。


だから、そういう世界に陸たちを入れたくない。


陸たちはなにも知らないんだよ...。


この世界も...この世界の条も。


陸「...だったらなんだよ。
今ここに俺らの仲間がいる。
仲間は今1人で戦っている。
1人で怪我をしながら戦っている。
そういう状況なのに俺らは違うところで笑っとけってか?
...ざけんなよ。
仲間は...ピンチな時こそ力を合わせて頑張るもんじゃねーのかよ。
助けてほしいときに助けるのが本当の仲間じゃねーのかよ。」


蒼依「でも...夏々なら...知っているでしょ...?
この...世界...の条の...事...。
1 族絡みの喧嘩には組は出てこない。
2 抗争には一般人を巻き込まない。
3 薬物には手を出さない。
4 仕事を失敗したものは自分を傷つける度が過ぎれば殺される。
他にも...あるわよ...。
これは...殺し屋と組...の争い...事...。
一般人は...巻き込んで...はいけな..い。」


1~3を破ってしまったら...それは不正な組。


4を破ってしまったらその人はほとんど人生がなくなる。


そういう世界だからこそ巻き込むわけにはいかない。


夏々「知ってる。
でももう蒼依は組の一員じゃない。
もう紺野組はなくなっているのだから。
今回の抗争は殺し屋と組の争いじゃなくて殺し屋と一般人の争い事。
だから今回にはその条は関係ないわけ。
ど?私の意見に納得してくれた?」


蒼依「...だからってわ...「もういい加減にしろよ!
なんだよ!さっきから!
お前はいつもそうだろ?
人の事心配して自分の事は後回し!
んで助けてほしいときは強がって言えねー!
そういうのもうムカつくんだよ!
てめーは迷惑と思っているかもしんねーけど俺らはんな事おもってねーよ!
助けてほしいときは助けてほしいって言えよ!
人が救ってくれるときは素直になれよ!
.....あー”!お前見てると腹立つ!」


私が話そうとしたとき急に順が被せてきた。


その言葉を聞いて優兎斗の言葉をふと思い出した。


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