一途な彼と不器用彼女①
零「あは☆
ありがと蒼ちゃん!」
い、いま...
蒼依「まぁカレコレもう4年ぐらい同じことしてるんだけどね。」
こいつ...
零「でも前は優兎君居たから出来なかったけど今は優兎君いないから好き放題できるね!」
蒼依に...
蒼依「零それ地味に優兎斗が亡くなったの喜んでない?」
キスされたか...?
やべ...疾風の言う通りにすればよかった。
見た異常あの時の映像が頭から離れね...。
零「そんなことないよ!
ただ今の方が自由にできるって言う意味だよ!」
星「なぁ蒼依。
それより陸こんがらがってんぞ?」
(こんがらがってる=混乱すると言う意味です。
方言かもしれないためいちを解説しときました。by*ゆぅあ*)
蒼依「陸大丈夫?」
俺はとりあえず返事をするために蒼依に「あ、ああ。」と答える。
啓「よしじゃあ俺帰ろうかな。
まだ仕事あるし。」
星「じゃあ俺も。
蒼依が生き返ったのは良いことだがこの女がいるのが気に食わんからな。
あ、蒼依しっかり夏生さんの仕事しろよ!」
2人がそういうとゾロゾロと帰る組が出ていく。
そして今は俺たちと蒼依と零って言う奴だけになった。
優依達は先程疾風達が一緒に連れて帰った。
零「蒼依さん今回の仕事僕も一緒にと言うことだったのでおねがいしますね。」
蒼依「こちらこそ頼む。」
零「わかりました。
...蒼ちゃん!」
そういうとまた蒼依に飛び込む零。
もうめんどくせーから呼び捨てで。
麻亜「私まだ蒼依ちゃんと話してないから話したいなー!
だからごめんけど陸達少し部屋から出てくれないかな?」
そう言いながら顔色をうかがう麻亜。
麻亜がそんな顔をすることはあまりない。
でも麻亜は俺の中では危険だ。
有紗を殺した奴だからこそ蒼依から目を離したくない。
でも蒼依は「ちょうど私も話したいことがあったの。
だからごめん陸達少しの間空けてくれない?」そういってきたため俺たちは仕方なく病室を出た。
そして出てから気づいたことがある。
病室から追い出されたのは王覇の奴だけ。
零は今だ蒼依に抱きついているはず。
ならなぜ零は良くて俺たちはダメなんだ?
そう思ったのは病室から出て約15分が経過してからであった。