一途な彼と不器用彼女①
*蒼依side*




私は今上條組の前にいる。


もちろん疾風と空良も一緒に。


外見から言うと。


汚い暗い。


よく、ここにいて病気にならないよね。


それくらい体は丈夫なのかな。



蒼依「空良は優依達を頼むからね。
空良は裏口から入ってちょうだい。
私と疾風で上條組を潰すから。
準備オッケー?2人とも。」


疾風・空良「ああ。」



──バァーン



敵「誰だ!てめーら!
ここがどこだかわかってんのか!あ"?」



蒼依「わかってるわよ。
上條組…でしょ…?
私たちの子供を返してもらうよ。」



敵「って事は…。」



蒼依「あ、自己紹介がまだだった。
私は元紺野組時期組長紺野蒼依よ。」



疾風「同じく元紺野組時期幹部兼相沢組組長の相沢(Aizawa)疾風だ。」



紺野組がまだ成長してたとき疾風はうちの組と自分の組を掛け持ちしてやってた。


今は相沢組組長だけど。


理事長は副業って言ったらいいのかな。



敵「お、お前らーやれ!!」



「「おりゃぁーーーー!」」



声を出さないと戦えないの?


声を出さなきゃ勝てる自信がないの?


でもね、逆に声だしたら体力減るんじゃない?


まあ、早く体力減った方が私達側から言えばありがたい事なんだけどね。



だってそうでしょ?


体力減った方が早く終わるから。


私だって毎日喧嘩したい訳じゃないし。


私たちも2人しか居ないから。


体力的にも長い間は戦えないでしょ?



< 37 / 356 >

この作品をシェア

pagetop