一途な彼と不器用彼女①
──*──*──




目を開けると白い部屋の中。


そしてその場所は見覚えがある。


あ、そっか。


今私がいるのは病室ね。


私まだ死んでなかったの。


もう時期終わりなんじゃないかって思うけど。


私の命結構この世界に執着しすぎ。



疾風「蒼依?目が冷めたか?」



と疾風の声が聞こえた。



蒼依「さ…た…よ。
疾…風…お水…。」



あれ?声が出しにくい。


私そんなに寝てたの?



疾風「はい。」



そうして疾風からもらったミネラルウォーターを口に含ませると少しは楽になった。


いつの間に買ってきたのかわからないけど。


たぶん期限は大丈夫な奴だと思う。



蒼依「ねぇ…疾風今日…何日?」



疾風「今日は5月の20日だぞ?
お前1週間も寝てたんだからな。」



私そんなに寝てたんだ。


だから声が出しにくかったのね?



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