一途な彼と不器用彼女①




それに前倒れた時よりも1日多く寝ている。


もしかしたらもう本当に潮時かも。


なんてバカな事考えてしまう。


私はまだ生きるの。


子供達のためにもあの人の仇をとるためにも。



疾風「あ、優依達の子守りなら空良と梨絵が見てたから。」



蒼依「わかった。
ありがとうって伝えといて。」



梨絵と言うのは空良の奥さんで、まーうん。


疾風達が昔暴走族だったから空良の彼女の梨絵がその時のお姫様な感じ?


まー疾風達も今は立派な教師になってるけど前はヤンチャだったって話。


誰にも黒歴史があるよね。


彼ら達のは黒歴史すぎるけど。


よく、教師になったねって誉めたいほど。



疾風「あと啓(けい)が今日退院してもいいけど毎日薬は飲むこと、そしてできるだけ運動は控えることって。」



蒼依「わかった。」



啓って言うのも疾風達と同じ族の世代の幹部さんをやってた人で今は立派な病院の医院長をしている。


まー私の病気を治す専門だけどね。



蒼依「明日からまた学校行ってもいいよね?」



疾風「ああ。
だが走ったりするなよ?
あと昼は理事長室にきて少しでも飯を食べる事。
わかったか?」



蒼依「わかったよ。」



少しって言ってもゼリーとかでいいの?


最近ご飯食べる気がしなくって。



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