一途な彼と不器用彼女①
戒「べつにいい──」
「私がなに?」
戒「紺野蒼依を仲間にするって言う話……って紺野蒼依!?」
は?紺野蒼依…ッッ!?
あれ俺幻見えてるのか?
急激に目が老眼になったか?
潤「お前1週間なにしてたんだよ!!!」
疾風「おい、これ以上蒼依に近づくな。」
潤は思わず「悪い」って言ってしまったけど。
誰でも理事長からの圧力は耐えきれないだろ。
噂では世界最強の暴走族総長だったとか。
平気で人を殺しているだの。
噂は噂だけだけど、マジだった時に困る。
だから俺らも少し下がりぎみになる。
蒼依「別にいいよ。
疾風もありがとう。
朝早くから空良と梨絵と啓とあの子達の面倒見てくれて。」
疾風「別にいいけど。
絶対安静だ。
守れないなら一生啓の所に放りこむから。」
そういって笑いながら出ていった理事長。
怖い理事長にもタメ口って事も気になるけど。